安東市(あんどん、ANDONG)河回村を訪ねて

ーー9月28日(月)ーー



                                                              馬場宏三
 慶州観光  
安東市・河回村 
安東は慶尚北道の都市で、人口十七万二千人(2005年)。
河回村は高麗・李氏朝鮮時代を通じて貴族階級・両班(ヤンバン)を数多く輩出し
豊山・柳氏が600余年間代々暮らしてきた韓国を代表する同性村であり、
藁葺きと瓦葺きの家々が悠久の歴史の中でも良好な状態で保存されている。


両班
両班は文官(東班)と武官(西班)との総称。
数年前から韓流歴史ドラマのDVDが日本のレンタル点に並んでいるが、
王様の前に両班が並んで座っているシーンがよく出てくる。


仮面フェスティバル 
河回村という名前は洛東江がS字型に村を囲むように流れていることに由来している。
またこの村は紀元12世紀ごろに形成され、今日まで伝わる韓国最古の仮面で有名。

部落の安寧と豊年を祈るため仮面を付けて踊る「仮面フェスティバル」を
鑑賞できなかったのが残念であった。






独りでソウル市内見学

ーー9月30日(水)ーー

29日は、他の方々が板門店へ行かれるので、私だけはソウル市内見学をすることになった。

                                                                 馬場宏三

            
 戦争記念館  
最初はホテル近くから地下鉄に乗り、戦争記念館へ。
4~5人に尋ねて何とか到着。広大な敷地に建物も立派。

展示の中心は朝鮮戦争(1950年6月~1953年7月)で国連軍の中心部隊である米国は延べ178万9千人が参戦。
戦死者3万4千人、負傷者9万2千人で戦死者全員の名前が壁に刻まれていた。

          
 国立民俗博物館
併せて三国時代から秀吉の朝鮮侵略(李瞬臣将軍が日本軍を撃破した亀甲船の模型も展示)や
各王朝の変遷と内戦の状況を展示していた。

記念館からタクシーで国立民俗博物館を見学。
先史時代から李氏時代にかけての民衆の伝統的生活を再現して紹介。
韓国の衣食住、生活習慣、伝統行事など人形を使って説明している。
慌しい一時ながら、満足できる内容であった。